イギリスの劇作家、ウイリアム・シェイクスピア(William Shakespeare、1564-1616)の生誕日で命日でもある4月23日にちなみ、毎年4月下旬に芦屋市民会館ルナ・ホールで行なっている、41年の歴史を持つ甲南女子大学文学部英語英米文学科の伝統的行事です。4年生全員が参加し、シェイクスピアの劇を上演しています。

 台詞は、すべて原語(英語)です。舞台装置や衣装についてもできるだけ当時の舞台に忠実に再現することによって、シェイクスピアの生きた時代の舞台を本学生はもちろん、一般の方々にも無料で楽しんでいただいています。劇は、日本語字幕つきで行ないます。

 3年生の授業で1年間を通してシェイクスピアの戯曲を読み、理解を深めていきます。そして、オーディションによりキャストを選出し、スタッフを決め、約半年かけて舞台稽古、大小道具・衣装の製作などを行ないます。キャストもスタッフも全員学生、つまり素人であるため、多くの失敗や苦労もありますが、指導してくださる先生方他、多くの方々の力をお借りして、試行錯誤しながら日々練習に励んでいます。
 第42回目は、『十二夜』を上演致します。現在、来年4月のシェイクスピア祭本番に向けて準備中です。
シェイクスピア祭について